justin.tvはAmazonEC2を使っている

回線代との戦い

驚き。経費削減とパフォーマンス向上のためJustin.TVが自社CDNを構築

という記事より、ustream.tvとならぶ二大巨頭（？）ライブビデオ配信サービスのjustin.tvが、自社CDNを使っているとのことです。この記事によると、1時間$0.0025で（おそらく1視聴者分）行っているとのこと。これを１ヶ月にすると$1.8で、100人分としても$180と驚異的な値段です。

という訳でちょっと調べてみました。

まずWiresharkとか使えば、どこからどれくらいの帯域で来ているのか分かるので実測。するとIPアドレスから、Amazon EC2ぽいアドレスが。これは、逃がしている方か。帯域は、200Kbpsから300Kbpsでした。ずいぶんと少ないなあ。

Amazon EC2は、最近話題のクラウドコンピューティングのはしりですが、結構回線代が高いような気がしていたので、もう一度みてみました。

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) - Beta

Data Transfer

$0.10 per GB - all data transfer in

$0.18 per GB - first 10 TB / month data transfer out
$0.16 per GB - next 40 TB / month data transfer out
$0.13 per GB - data transfer out / month over 50 TB

うーん、変わっていないか。たとえばEC2のサーバからのアップロード（ユーザからみたダウンロード）がoutになりますが、100Mbpsの回線を占有したとして、これは31TB/monthに相当するので、これは、最初の10TBで$1800＋つぎの21TBで$3360で、合計$5160です（たぶん）。うーん、これだと光ギガビットアクセス(1GB)入れられるよ。

で、justin.tvの話に戻ると、300kbps占有だとするとこれは94GB/monthで、EC2料金換算だと、これは$16.9。あれ？最初の$1.8と10倍も違うぞ。。

ということで、EC2は、ほとんど使っていないということ？？