GoogleWaveのひとつの有効活用方法: ブレストツールとして
最近アカウントも普通に入手できるようになってきた Google Wave (以下wave)。どう使ってますか?
- メールのかわり? → それGMailで(ほぼリアルタイムに受信するよ)
- チャットのかわり? → それIRCかSkypeのグループチャットで
- Twitterのかわり? → それTwitterで
- 多人数でのドキュメントの編集? → それWikiで もしくは それGoogle Docsの共同編集で
はたしてこの新しいツール、どう使ってよいのか分らなかったのですが、ようやくキラーとなりそうな使い方を教えてもらい、実際にやってみました。
それは、ブレスト(ブレインストーミング)ツールとして使う、です。
最近「考具」という本を読んでるんですが、この本にはアイディアをどう出していくかの方法がたくさん詰っています。
- 作者: 加藤昌治
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2003/04/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 37人 クリック: 305回
- この商品を含むブログ (291件) を見る
その中のブレストの項には、4つの基本ルールが載っていました。それを引用してみます。
ルール1: 他人の発言を批判しない
ルール2: 自由奔放な発言を歓迎する。夢物語でもよい
ルール3: 質より量を求める
ルール4: 他人のアイディアに便乗する
ではなぜここで wave なのか。それは、ルール3と4が非常にやりやすいというのがあります。
「ルール3: 質より量を求める」について
量を出していくと、必然的に話がどんどん発散していって収集がつかなくなることもしばしばです。特に口頭でやると、だれか仕切る人が必要だったりとか。この点 wave ですと必然的にスレッドに整理されるので、カオスになることもありません。勝手に一人でどんどん一部分を掘り下げていくことも可能です。
「ルール4: 他人のアイディアに便乗する」について
他人のアイディアを見て、ひらめくというのはブレストで重要な要素です。相手が入力中でもそれが全部リアルタイムに見れるので、他の人が書き込んでいる最中でも、ああそうか! とひらめくくこともしばしば。このスピード感は、ほとんど口頭してブレストしてるのと変らない感じです。
ということで、実際やってみると、口頭でブレストするよりもwaveでやったほうが数倍効率が良いブレストができるのではないかと思いました。しかもオンラインでどこからでも参加できます。
実際waveでやるときは、ルール1と2についてもwaveのタイトルに入れておくなどして、この4つのルール守ってもらうとよさそうですね。あと、おのおのの時間で書き込むこともできますが、できればみんなで時間をあわせて一斉にリアルタイムでやっていったほうが盛り上がりますし、よりひらめきがありそうです。
waveアカウントをもてあましてる方、あるいは効率的なブレストしたい方、試してみると面白いんじゃないかと思います。